優しい世界が現れるには。

(2015年12月22日のツイートより)

 

あなたがあなたに優しいほど、 世界は優しく現れる。

✴︎

目の前に、 小さなかわいい子がいるとして、 あなたはその子がとても愛おしいとしよう。

無条件に愛おしい。

 

その子には、いろんな側面がある。

 

いろんな側面の中には、

世間的に、常識的に、社会のルール的に、良しとされない面もある。

 

すぐ忘れ物しちゃう、とか

すぐ泣いちゃう、とか

小さなことでぷんぷんしちゃう、とか

お風呂に入る前に床で寝ちゃう、とか(笑)。

 

まあ、もっともっとイタいとこも含めて、もろもろ。

 

でも、そんなところも含めて、愛おしい。

 

✴︎

 

あなたがあなたを、 そんなふうに愛おしむとき、

あなたはあなたに優しい。

 

世間的に良しとされる部分だけを認め、

そうでない部分は見ないふりをし、

けれど奥底では否定し批判しているのであれば、

 

本当には優しくない。

 

だって、 自分が小さな子の立場だとして、

目の前の大人に 自分の一部を無視されたら、

悲しくはないだろうか。

 

それも自分なのに、

そんなのは世間的にダメだから、お前じゃない、と決めつけられて、

大人に都合のいい部分だけを取り上げてほめられたら、

悲しくはないだろうか。

 

それを自分の内側で、自分に対して行っているとき、

あなたはあなたに、 本当には優しくない。

 

優しい世界も現れない。

 

傲慢さも、卑屈さも、

喜怒哀楽すべての感情も、

あなたの内にあっていい。

 

純粋さも、善良さも、輝かしさも、同様に。

 

それらすべては、あなたの内で生まれては溶けていく、「流れ」のようなもの。

(流れに蓋するから滞るだけ。滞りも流れの一部。)

 

あなたがあなたの内の流れも含めて まるごと抱きとめたとき、

あなたはあなたに優しい。

 

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